加計学園問題をめぐる与野党の攻防はどうなるのか?
TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」6月23日放送
朝刊読みくらべ
朝日新聞ですが、野党4党は憲法53条に基づく臨時国会の召集を求める要求書を、衆参両院に出したというんですね。
これはですね、加計問題をめぐって安倍首相が説明責任を果たすと強調したんですけども、その直後の20日に、萩生田官房副長官の関与を示す新たな文書が見つかったことから、野党側が閉会中審査などを自民党に求めました。
しかし、これを拒否されたんですね。
このため野党側は、臨時国会の召集を求めることで一致した。という話なんです。
ただし、毎日新聞によると、この憲法53条、衆参いずれかの院で総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は召集を決定しなければならないとはあるんですけれど、ただしいつまでに開くかということは、定めがない。
ですから、召集しなくても直ちに憲法違反にならない、という抜け道もあるというんですね。
そこで一方、東京新聞ですけれども、野党側は何を要求しているかというと、中央省庁の幹部人事を一元管理する内閣人事局のトップを務める萩生田官房副長官を交代させてくれという要求を出しています。
というのもですね、萩生田さんが報復人事で圧力をかける心配もあるじゃないか、と見てるんですね。
ですから、官邸の顔色をうかがう官僚がいて、そして萩生田さんの顔色をうかがうのでなかなか自分たちが思ったことを言えなくなるじゃないか。
だから当然交代させるべきだ、と要求してるんですが、菅官房長官「いや、ルールに基づいて淡々と行う」
この人の常とう句ですね。
淡々と行うそうです。