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小林真央さん死去 最期は自宅で看取られる

TBSラジオ「荒川強啓デイ・キャッチ」6月3日放送

コメンテーター:宮台真司

 

乳がんを患い闘病中であることを公表していたフリーアナウンサーの小林真央さんが亡くなりました。

34歳でした。

最近は自宅で治療を続け、闘病を綴ってきたブログは、「皆様にも今日笑顔になれることがありますように」と記した3日前が最後の更新となっていました。

夫の市川海老蔵さんが緊急記者会見を行い、真央さんが昨日自宅で亡くなったこと明らかにしました。

 

荒川:2010年に結婚し、梨園の妻として献身的に尽くしてきた真央さん、2人の子供をもうけて、幸せいっぱいという感じだったんですが、2014年の秋に乳がんが見つかりまして、去年の6月その事実を公表しました。

その時海老蔵さんは、真央さんの病状を「比較的深刻」として、「進行性のがんでかなりスピードが速く、なかなか大変なもの」だと明らかにしていました。

去年9月には、闘病ブログを始めまして、多くの患者を元気づけたことは評価されて、イギリスのBBCが発表した「100人の女性」にも選ばれていました。

病院から自宅に戻って、ブログなどでも明るい話題を提供してくれていましたので、回復に向かっているものと思っていたんですがね。

 

宮台:海老蔵さんにしても真央さんにしても、ただの私人ではなくて、芸能人あるいはアナウンサーというわけだったから、アメリカだったら「準公人」というふうに言ったりするんですね。

この人たちは、プライベートな日記を、あるいは発言を、表に明らかにするだけで、大人から小さな子供まで、結構いろんな影響を与えるんですね。

そういうことをきちんと考えて発言するということが、準公人には必要で、記者会見も真央さんの闘病のブログも、そういう意味では非常によかった。

いろんな人に、こういう困難をどういうふうに愛を持って乗り越えるのかというものを示しましたよね。

その意味では、このようなことはいろんな準公人の方にも起こり得るので、ひとつの見本になったなと思います。