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下村幹事長代行の献金問題、言っているだけでは証明にならない

TBSラジオ森本毅郎・スタンバイ」6月30日放送

朝刊読みくらべ

 

朝日新聞の一面ですけど、

自民党の下村幹事長代行ですが、

加計学園の当時の秘書室長から、

政治団体博友会の政治資金パーティー券の費用として、

200万円を受け取った、ということを明らかにしました。

ただし、これは加計学園からではなくて、

秘書室長が11人の個人や企業から預かったものを持参したんだ。

こういうことなんですね。

それぞれが、20万円以下だったとすると、

政治資金収支報告書へ記載義務がない

ということなんですけど、

この11人が誰かという説明がないので、

こう言っているだけ。

という話になります。

それから、加計学園の方も、

関係ある個人や会社11人のパーティー券代だと説明していて、

プライバシーがあるので、回答は差し控えると言っていて、

こちらの方も、言っているだけなんですね。

言っているだけじゃ、証明にならないじゃないか

という問題がひとつあるのと、

斡旋したんじゃないか

というふうに見られますね。

斡旋にあたると、

これは収支報告書に記載しなければならないです。

というのは、

集めたお金が全部で20万円超えた場合には、

やはり記載しなけらばならない。

その問題もある。

それから、斡旋者は自分を含めて、

支払いをした人の名前・住所・職業・金額・支払年月日

これを政治団体に提出することも義務付けられている

ということで、

その記録は、博友会に残っていることになっている。

ですから、専門家は、

個人が購入したというならば、その会計帳簿があるはずなので、

下村さんはこれを提示して、証明しなきゃおかしいじゃないか。

というふうに、説明しているんですね。

いずれにしても、

言っているだけは、ダメです。