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民進党は危機感を認識しているのか?!

TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ」7月4日放送

朝刊読みくらべ

 

東京都議選に関して、民進党についての話です。

毎日新聞の社説です。

「深刻さがわかっているのか」

と批判されています。

国会で、野党第一党でありながら、獲得したのはわずか5議席でした。

にもかかわらず、党内には最悪の予想を上回ったとホッとした空気さえ漂っているというんですね。

同党では一旦公認した候補が、次々離党して、その多くが告示前に都民ファーストの会に走りました。

そして当選も果たしている。

民進党は、大阪府議も1人しかいない。

都市部の弱さが目立っている。

ところが、蓮舫さんや野田さんの責任を問う声は党内からあまり聞こえない。

これは逆に党の停滞ぶりを物語っているように見えると、こう書いているんです。

朝日新聞では、前原誠司外務大臣が批判してまして、

「壊滅的な議席数だ。ゼロからの出直しをしなければならない」

と言ってるというんですね。

さらに、「根本的に戦略の立て直しをしないと、今の執行部にそういう意思があるかどうかが問われているんだ」と執行部に対して批判をしています。

しかし、野田さんは「野党第一党として自民党を追い込んだ」と強調している。

この感覚よくわからないんですよ。

そして、続投する意向を表明して、蓮舫さんについても、「選挙の顔が他にいるか」と辞任は不要という考えを示したというんですね。

これは不思議な感覚じゃないですか。

やっぱりね、一般からずいぶんずれてるなと。

そうした中で、藤末健三参議院議員が離党届を出しました。

離党ドミノがこれから起こるかもしれないと、ベテラン議員が心配しています。

またさらに離党が増えてしまったら、一体どういうことになるか。

その危機感を認識しているのでしょうか。