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蓮舫代表、二重国籍の説明 本当の問題とは? 朝刊読みくらべ

7月19日放送「森本毅郎・スタンバイ」

 

蓮舫さんの二重国籍問題の説明。

蓮舫さんは日本国籍を取得したんだと、選択したんだということで、その資料を公表したんですね。

今日の産経新聞は、

遅きに失した説明責任

という記事を書いて、社説でも

見識と責任感の欠如に驚く

と、かなり厳しい批判をしてるんですね。

それというのも、国籍法は日本国籍外国籍を併せ持つ人に対して、

22歳に達するまでにいずれかの国籍を選択するように求めているということで、

25年もそれを放っておいたのではないかと。

確かにそういうことなんです。

ただし、これは選択することを求めているという努力義務であって、

国会議員になれないかというとそうではなくて、

読売新聞が書いてますが、

国会議員から二重国籍を除外するという規定はない

だから、日本国籍を持ってるということが条件ですから、

そこまで責任を追及することができるかどうかというのは、

非常に難しいですね。

問題はそこにあるのではないということが朝日新聞に書いています。

蓮舫さんが今回こういうものを証明しようとしたのは、党勢回復だと。

責任をはっきりさせた上で、もう一回出直したいんだという民進党の考え方だ

というんだけど、

どうもこんなことはあまり本質とは無関係なんではないかと、

こういうことをやっても党勢回復しないんじゃないかという記事を載せてまして、

総括会議でも政策云々の話ではなくて有権者は党そのものに退場宣告をしているという声まである。

これ、民進党の中ですよ。

今回、この問題について自民党は静観してるのに、民進党の中でこれだけ厳しい話が出てるというのも妙な話ですね。