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閉会中審査でやっぱり出てきた「記録がない」「記憶がない」 朝刊読みくらべ

7月25日放送「森本毅郎・スタンバイ」

 

昨日の閉会中審査ですが、

やはり出てきた言葉「記録がない」「記憶がない」この二つですね。

今日の毎日新聞が書いてますけど、

和泉首相補佐官、前川さんとの間でバトルが行われましたが、

「記録がなく、記憶に頼るしかないが、言わなかったと思う」

これ、何の論拠にもならないでしょ。

記録がなくて、記憶に頼るしかないんじゃどうしようもないんですけど。

和泉さんから

「総理が言えないから私が代わりに言う」

といわれたと、前川さんは言ったわけですね。

それを言ったか言わないかの話で、

「記録がなく、記憶に頼るしかないが、言わなかったと思う」

これじゃ、説得力がないんじゃないかと思うんですけどね。

一方の前川さんは、非常に具体的で、

去年の9月9日の午後3時ごろに首相官邸に呼ばれた。

そして、和泉さんから言われた。

それから、29日の午後2時ごろには、自分が官邸に出向いて和泉さんに、

なかなか難しいと言った。

さらに、10月17日にも呼ばれた。

これね、全部日付入ってるんですよね。

どっちが説得力あるかと言ったら、こっちでしょう。

それからもうひとつ。

柳瀬経済産業審議官、首相秘書官在任中に加計学園が、まだ国家戦略特区への申請の2か月前、首相官邸で、今治市職員と面会したのではないかと問われて、

「お会いした記憶はない」

「会ったことは記録に特にない」

こう言ってるんです。

それで、首相も、

「入館記録がない」

と言ってるんですよ。

これで、セキュリティ大丈夫かと皮肉を言われてるぐらいで、

何か言われると、

「記憶にない」「記録にない」

これでは話にならないと思います。