発信力に欠けるティラーソン国務長官。アメリカの外交は大丈夫? 朝刊読みくらべ
8月8日放送 「森本毅郎・スタンバイ」
今日の朝日新聞ですけど、
ASEANや日本・アメリカ・韓国・中国・北朝鮮が参加する地域フォーラムで、
北朝鮮側が強硬姿勢に終始したという記事なんですね。
集まった国は北朝鮮に対して、ほぼすべて態度を変えるべきだと主張したんですが、
北朝鮮は、責任はアメリカにあると繰り返し主張しました。
アメリカの軍事的な侵攻を効果的に抑止するには、
アメリカの心臓部を狙える大陸間打撃能力を持つ必要があるんだとはっきり言ってるんです。
そして、朝鮮半島の核問題はアメリカのために起きた問題で、その責任はアメリカにある、これを全く崩さないという状況だったようです。
そういう中で、日本と韓国とアメリカの外相が会いまして、
今は圧力をかける局面だということで認識が一致した。
こういう記事なんですね。
一方、読売新聞、
その3者の会談をしたという一方で、出席者のアメリカのティラーソン国務長官の発信力が欠けているという話を出しています。
日韓と圧力強化で一致しながら、中国から明確な協力を取り付けることが出来なかった。
そして、ティラーソン氏は北朝鮮の圧力強化で非協力的な中国に理解を示して、中国は何もしなかったと批判するトランプ大統領との間でズレが露呈してしまった。
そして、イラン政策や国務省の人事でも、ティラーソンさんはホワイトハウスと対立していて、一時は辞任説まで流れてしまった経緯があって、どうもトランプさんとの間では隙間風が吹いていると。
こんな状況でアメリカは外交大丈夫なのかという記事で、どうしちゃったんですかねアメリカは。