共産党”3K”ツイートをめぐる、公明党広報部からの回答
TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」6月21日放送
荻上チキ:
公明党のツイートが話題になっています。
公明党の広報のツイッターが、「3つのKでわかる 共産党ってどんな党?」というツイートをしてたんですよ。
「汚い 危険 北朝鮮」とつぶやいていて、
「汚い」というのは実績横取りのハイエナ政党。
「危険」オウムと同じ公安の調査対象。
「北朝鮮」危険ないと的外れな発言。
というようなことを書いていて、イメージ画像付きです。
動物に詳しい人からはガチの突っ込みが入っていて、ハイエナが横取りをするというのは偏見であると。
ハイエナは集団で懸命に狩りをするところがあるので、という突っ込みもあったりするんですけど。
選挙期間だからなのかなということもあって、この書き込みを最初に見た時、これは公式ツイッターなの?と思ったので、番組から公明党の広報部に質問をしてみました。
質問1 このアカウントは公明党の公式のものですか?
これに対して、「公式のものです」と回答をいただきました。
質問2 このツイートの文面は誰が考えたのですか?
と聞いたら、「公明新聞」だと。
公明新聞に載ってたんですって。
質問3 このツイートは公明党の公式見解という理解でよろしいですか?
これに対しては、「公明党の公式見解ではありません」
「6月20日火曜日付の公明新聞掲載されたイラストを転載したものです」
というわけです。
公明党の機関紙が公明新聞だと思うんですけど、聖教新聞じゃないですよ、公明新聞です。
公明新聞に掲載されたものを転載しただけであって、公明党の公式見解ではありませんとありました。
公明党の広報が党の公式見解じゃないことを、公明新聞から転載することになったの?とちょっと立場がよくわからない。
公明新聞を見ると、確かに載っていました。
同じく、過去の記事で共産党批判はちょこちょこ載っていたりして、確かにこれは公明新聞に載っていたものが広報でツイートされたんだなということは分かりました。
質問4 公明党として、このツイートの表現は適切だとお考えですか?
という質問もしました。
「これは公明新聞が事実の裏付けがあって書いた記事であると認識しています」
ということで、あくまで新聞と党は分けたうえで、新聞の方が事実の裏付けがあって投稿したんだと思いますよ、という答えをもらいました。
質問5 当該ツイートと同様のかたちで公明党を批判するツイートがあった場合、党として抗議する可能性はありますか?
と質問しました。
Kでいうと、公明党だって「コバンザメ」とか遊ばれそうだし。
「著しい事実誤認があった場合は抗議します」
という答えです。
似たようなツイートをされた場合、大間違いがあったら抗議するけど、今回の自分たちのツイートは、公明新聞が裏付けがあって投稿した記事を、公明党の広報が公式見解ではないけれども、転載して掲載をしたということです。
シンプルに言うと、
新聞がやったのであって、うちじゃねえ
と公明党は言っています。