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自民党の問題議員に宮台真司がコメント

TBSラジオ「荒川強啓デイ・キャッチ」6月30日放送

コメンテーター:宮台真司

 

都議選で、自衛隊としてもお願いしたいと発言した稲田防衛大臣、初めての謝罪

稲田防衛大臣は今日の記者会見で、東京都議選自民党の候補者の応援で、「自衛隊としてもお願いしたい」と発言したことに関して、「誤解を招きかねない発言だったことについて、国民、有権者防衛省自衛隊について発言を撤回し、お詫び申し上げる」と述べました。

発言後、謝罪したのは初めてです。

ただし辞任は重ねて否定しています。

 

また、内閣改造で交代する可能性については、次のように答えています。

「人事権者は総理、緊張感を持って防衛大臣としての職責を全うしていきたい」

 

荒川:自民党では、下村元文部科学大臣が、大臣時代の2013年と2014年に、学校法人加計学園の秘書室長から政治資金パーテイー券の費用として100万円を2回、合わせて200万円を受け取ったことを明らかにしました。

これは、11の個人と企業から秘書室長が預かったもので、加計学園からではないと下村氏は説明しています。

 

宮台:口ではなんとでも言えるんでね、11人の名称をあげてね、ちゃんと裏を取れるようにしていただかないと、意味が全くないですね。

 

荒川:だから200万円というものも、11で割ると、20万切るんですね。

つまり、報告の義務がないという、そこまで勘ぐれるという数字ですよね。

 

宮台:まさにそうでしょ。

勘ぐれるというか、それ以外考えられないと思っていいでしょうね。

なんで、そういうふうにうまく帳尻合わせて、記載をしなくてもいいようにしたのかというね。

その不作為の意思。

不作為の意思の背景にある文脈。

それを考えて、これは正しい振る舞いなのかどうかを判断していただきたいですね。

あとね、誤解を招きやすい発言をしたかどうかは問題ではなくて、

基本的に資質があるかどうかなんですね。

ある種の正しさの中で、美しい日本なりなんなり、推し進めていただきたいと思うんですけど、

そもそも正しさの枠をいくらでも踏み外しても平気という人間が、美しい日本を推進するとかって、

ちゃんちゃらおかしくて、ヘソで茶を沸かしちゃうんで、そういうのやめていただきたいですね。

豊田真由子さんも、自民党の道徳教育の専門の担当していらっしゃった人だけど、

非常に道徳的な発言で感心しましたね。

首相官邸の最近の振る舞いも、非常に美しい日本にふさわしくて、とても感心してるんです。