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民進党蓮舫代表が戸籍を開示し日本国籍を証明、現政権の説明責任を強調

7月19日放送「荒川強啓デイ・キャッチ」(TBSラジオ)

コメンテーター:近藤勝重毎日新聞客員編集委員

 

民進党蓮舫代表は、日本と台湾との二重国籍を解消したことを証明するため、昨日記者会見し、日本国籍を選択したことを裏付ける戸籍謄本などの関連資料を公表しました。

公表した理由について蓮舫代表は「野党第一党の党首として現政権に強く説明責任を求める立場を勘案した」と説明しました。

また、党内外の疑問を払拭し、都議会議員選挙の敗北後も代表を続投することに理解を求める狙いもあると見られています。

公表された資料には、1987年に期限切れになった台湾のパスポートや台湾当局が去年2016年9月13日付で交付した国籍喪失許可証書が含まれていました。

今年6月に交付された戸籍謄本は、日本国籍選択の宣言日を2016年10月7日と記載しています。

会見で蓮舫氏は、戸籍謄本公表への批判を踏まえ、「前例とすることは断じて認めることはできません。このことは強く申し上げさせていただきたいと思います。今回選択宣言の日付を公開し、台湾籍が残っていないことをお伝えしましたが、こうした開示は私で最後にしてもらいたいと思います」と述べました。

また、二重国籍問題をめぐり発言が二転三転したことについては、「戸籍法に関して、もっともっと私が関与して関心を持って勉強して、確認をする行動を取るべきであったと深く反省しています。自分の不確かな記憶で説明をしてしまったことも謝罪させてください」と述べました。

蓮舫氏はこのように陳謝した上で、二重国籍を放置していたとして違法性を指摘する意見には、「故意ではなかった」と否定しました。

蓮舫氏は去年9月の代表選の際に台湾籍が残っていることが判明しまして、翌10月に日本国籍だけを持つ意思を宣言する国籍選択届を提出したと説明しましたが、家族のプライバシーを理由に戸籍の公開を拒んでおりました。

昨日の会見で、この春に成年となった子供から公表の了解が得られたとしておりました。

 

近藤:民主党の内部からも都議選の敗北を受けてこの問題をいろいろ問題にする議員がいましたよ。

ですけど僕は、民主党はズレてるなと感じました。

それで都議選に負けたのかという話ですよ。

そんなことないじゃないですか。

その前から民主党は負けてるんだから。

そうすると、受け皿になり得ないという判断を何故に下されてるかということに何で早く気がつかないのか。

蓮舫さんのこの問題があるから受け皿になり得ないなんて国民は思ってませんよ。

蓮舫さんがいて、野田さんがいて、野田さんの顔を見てるだけで変わり映えしないなとみんな思ってますよ。

今度の自民党でも、安倍さんがいて、麻生さんがいて、菅さんがいて、二階さんがいたら、誰しも代わり映えしないと思いますよ。

結局何が言いたいかというと、イメージが変わらないと何も動かないんです。

そのイメージが変わらないと動かないのは何かと言ったら、原発なら原発ひとつ意見が集約できない。

あれだけ反対反対言ってても集約できない。

安倍政権は改憲って言ってるんだったら、憲法でもっと押せよと。

圧倒的に東京都議選でも豊洲の問題よりもみなさん社会保障だったんですよ、一番のテーマは。

何でそういう共通できるテーマがあるのに、そういう目標で一緒に行こうという雰囲気でなくて、蓮舫さんの二重国籍問題とか何でそういうズレたことを言うのかという。

見てて歯がゆいですね。

受け皿としての党の姿が見えて来ない、政策も伝わって来ないですよ。

こんなことやってたら。

自民党がここまでこけているのに、受け皿がないというのは、ある意味政治現象として異常ですよ。

都民ファーストが国政で受け皿になれるわけでもありませんしね。

そうすると、民進党にとったらイメージを変える大きな機会じゃないでしょうかね。

安倍さんが不人気なのは、女性の人気がないからと言ってますよね。

それは人柄とか憲法とか原発とか、そういう意味でのマイナス点のつきやすいところを民進党がどうキャッチできるか。

そういう政策を打ち出すということですよ。

女性が安倍離れしているということは、うまくやれば民進党がそのまま頂ける可能性だってあるじゃないですか。

民主党が政権を取った時に年金というのを真面目に考えている政党だという印象があったでしょ。

そういうイメージが大事なんですよ。