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変わるお盆事情 トークファイル 酒井綱一郎

8月8日放送  「森本毅郎・スタンバイ」

 

酒井:お盆は本来は14日15日ですけど、今週金曜日11日が休みですよね。

みなさんにとっては嬉しいですよね。

金曜日が休みになれば、土日休んで、お盆休んで、場合によっては来週の木金と休みを取ればゴールデンウィークになりますが、みなさんどれぐらい休むんだろうというので、楽天リサーチというところが20代から60代の会社員1000人に調べたところ、平均6日ですね。

6日でも、今までに比べれば増えています。

その影響なのか、交通機関も結構増えてますね。

JR各社が8月10日から17日のお盆期間の新幹線在来線の指定席の予約件数を発表していますけど、先月25日時点で、去年の10%増ということですね。

ピークは下りが11日、上りが15日になりそうです。

飛行機は3日時点ですけど、国内線が予約者数が8%増、国際線はアジア方面が人気で7%ぐらい増えて好調です。

という話をしながら、でもお盆はいろいろと変わって来てますよという話をしたいんですが、

ひとつ目がお年玉ならぬお盆玉

これがじわじわと広がって来ているという話です。

もともとの趣旨は、お子さんとかお孫さんが実家に帰省したりした時におじいちゃんおばあちゃんがお小遣いを渡すという話なんですけど、それに拍車をかけたのが、山梨県の和紙メーカーのマルアイという会社が、お盆玉ぶくろを作った。

さらに、それに目をつけたのが郵便局で、2014年から全国2万の郵便局の店頭にそのお盆玉袋を置いて、そこからじわじわと広がり始めている。

ただ反対も当然多い。

だってお金が年2回出ていくんだもん。

そんな風習ないだろうということで、反対意見は根強いです。

次は、土用の丑の日にうなぎ以外の商品を売ろうという話があったんですけど、イオンなんかが仕掛けてるんですけど、夏向きのおせち料理「夏おせち」はいかがでしょうか。

一応理屈はあってですね、帰省される、お友達が集まるということで、ホームパーティを開く時に、一緒に食事をするとしたら、夏おせちみたいなものがあるといいじゃないかというので、中身に数の子や昆布巻きが入っているものもあると。

夏ですから、冬のものを食べても季節感が出ないので、洋風のオードブルみたいなものが多いみたいですね。

だからお肉とかが多かったりとか。

百貨店もこの夏おせちを売り出してまして、こちらは恒例になりそうだという話なんですね。

次は、恵方巻き。

本来は2月ですよ、節分の時に食べるんですけど、節分て年4回あるんですよ。

8月6日が夏の節分。

だからデパートやコンビニ各社が、夏の恵方巻きを発売したんです。

中身はちょっと変わってますね。

ファミリーマートだと中落ち牛カルビの焼肉恵方巻きとか。

そうすると節分は4回あるということは、コンビニが何を考えてるかというと、年4回恵方巻きをやろうとしていますが、いかがでしょうか。

徹底してるでしょ。

僕は恵方巻きは好きだからいいと思うんですけど、ちょっと風習とは違う。

そうすると、季節感を大事にされる方からすると、嫌だなと思うかもしれませんよね。